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電子書籍の作り方

誰もがKindle本で出版できる時代になった

HTML目次はKindle本の重要ページ

読者が初めて目にするのは「表紙」ですが、電子書籍を実際に買って、あるいはサンプルをダウンロードして、能動的に次に見るのは本を開いた初めの方にある「HTML目次」です。

HTML目次の出来不出来によって、その電子書籍の出来具合が判断できます。目次が読者に配慮して作られていない本は、それ以外のページもたいしたことはないです。それは主に作りがという意味ですが、本の作りに心が配れないということは、内容もそれなりなのかな?と考えてしまいます。

ただ、著者と電子書籍の制作者が違う場合があるでしょうから、すべてがそうではないかもしれませんが……。

変な目次

ここで使用する目次は、想像力を駆使して作成した自作のものです。

順番に少しずつ直していきます。それぞれの目次はスタイルシートの記述が違うだけです。

本の中身は章立てになっていてその下に階層(節/項)がついていても、目次で階層が分からないようになっていると、視覚的に構造が読み取れない。

行間がすべて同じなので、どこで見出しの文章が切れるのか分からず視認性に欠けている。文章が近接しているため不正確なタップ(クリック)になりそうでストレスを感じる。特に画面の小さなスマホでは行間が開いていないと正確にタップできません。

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章とそれ以外に高さの差をつけて階層構造を見えるようにした。これだけで章とその下の階層があるのが分かる。

しかし、行間が同じなので、章以外の見出し文の境が分かりにくい。文章を読んでから意味をくみ取るまで分からない(ぱっと見で判断できない)。

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見出し毎の間隔を開けた。見出しの文章が長く折り返している行間と見出し同士の間隔の差が分かるようになり、見出し自体が分かりやすくなった。

ただ、数字の一部が横を向いているので読みにくい(縦中横を使いましょう)。

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数字の向きを訂正。 だいぶ見やすく読みやすくなったが、数字の表記に不統一が見られる。1日と一時間、3要素と三つのルールなど。

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数字の表記を統一した。これなら視認性良くタップもストレスなくできる。さらに工夫できるところもあるだろう。うるさくならない程度の装飾やフォントの種類・大きさ・色・強調、段落間の調整、行頭にしるしを付けるなど。

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目次は項目を並べておけば良いというものでなくて、その本の構造と内容と本の出来を見せることができる重要なページです。

見やすさ、読みやすさ、電子書籍ならではのタップのしやすさにも配慮しましょう。

関連記事:縦書きの数字表記について/縦中横の指定